教員総覧 - 井上　泰浩 | 広島市立大学

（最終更新日 : 2024-02-05 16:14:45）

イノウエ　ヤスヒロ Inoue Yasuhiro
井上　泰浩

所属広島市立大学国際学部国際学科

職種教授

職歴
2013/04/01 ～ 2014/03/31	ハワイ大学マノア校マツナガ平和紛争解決研究所　客員研究員
2007/04/01 ～	広島市立大学国際学部国際学科教授
2007	広島市立大学　国際学部・大学院　教授
2002	広島市立大学国際学部　助教授
1995 ～ 1995	読売新聞社　記者
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学歴
2001/09 (学位取得)	Ph.D.
2001/09 (学位取得)	博士
1998/08～2001/09	ミシガン州立大学大学院マスメディア博士課程マスメディア学マスメディア、政治コミュニケーション博士修了

教育・研究活動状況
全国紙記者を経て、アメリカの大学院（ミシガン州立大学）においてマスメディア学の博士号を取得しました。出自が記者ですから、興味も研究テーマも非常に広範です。　現在（そしてライフワークとして）取り組んでいる研究は、世界では広島原爆がどのように報道され、理解されているかというものです。2020年の原爆75周年、約50か国の主要新聞200以上の広島原爆報道を収集し、分析を進めています。原爆を使用したアメリカの新聞は、傾向としては原爆を称賛賛美しています。一方、欧州では原爆使用は戦争犯罪、虐殺、ホロコーストと表現する批判的な論調が目立ちます。　アメリカでは原爆を称賛、時には救世主とまで崇める背景について、政府とメディアが共同で行った情報操作については拙著にまとめています（『アメリカの原爆神話と情報操作』朝日新聞出版）。　博士論文のテーマは、2000年のアメリカ大統領選挙におけるインターネット選挙運動の役割と影響でした。アメリカ大統領の演説についても一冊にまとめており、アメリカ政治とメディア、大統領についても継続的に研究しています。

現在の専門分野
メディア学　マスメディア、ソーシャルメディア, 情報操作と原爆理解, ジャーナリズム, 国際関係学（メディアと外交、パブリックディプロマシー）, 情報通信　ソーシャルメディアキーワード(マスメディア、メディアの影響、情報通信、インターネット、パブリック・ディプロマシー、国際コミュニケーション、メディアと国際関係・外交、グローバル・メディア、ジャーナリズム、社会調査、ソーシャルメディア、情報操作　プロパガンダ、原爆神話と情報操作、アメリカ大統領演説)

研究テーマ
2011/01/01	アメリカの原爆神話と情報操作
2005	広島原爆投下報道の国際比較調査
2005	パブリック・ディプロマシーにおけるグローバルメディアの役割
2004	テロリズムとメディア
2004	報道と人権被害者報道、少年犯罪報道の日米比較

研究課題・受託研究・科研費
2005/05/01 ～ 2008/03/30	パブリック・ディプロマシーにおけるグローバル・メディアの役割と国家戦略の調査科学研究費(基盤研究(B)海外)
2005/05/01 ～ 2008/03/30	HIROSHIMA and PEACEを発展させるための新しい平和研究と英語教育－被爆60年報道検証と討論能力養成に向けて国際共同研究広島市立大学指定研究(指定研究(A))
1997 ～ 1998	テレビコマーシャルのジェンダーロール（性的役割）とステレオタイプ－日本､米国､台湾､マレーシア四カ国比較研究国際共同研究吉田秀雄記念財団（電通）調査助成金(メディア研究、ジェンダー)
2002	取材・報道と人権との境界――日米露仏４カ国のマスコミの対応と法規制の比較検証国際共同研究平成14年度　広島市立大学特定研究、国際学術研究費Ａ(ジャーナリズム、メディア研究)
2003	報道の自由と人権との境界――マスコミの対応と法規制の国際比較検証（日米英露仏アラブ諸国）国際共同研究平成15年度　広島市立大学特定研究、国際学術研究費Ａ(ジャーナリズム、メディア研究)
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著書・論文歴
論文	Editorial Reflections on Historical and Diplomatic Relations with Japan and the U.S.: International Newspaper Coverage of 60th Anniversary of Hiroshima Atomic Bombing. Keio Communication Review 29,59-83頁 (共著) 2007
論文	News Content and American Perceptions of Japan and U.S.-Japanese Relations Harvard International Journal of Press/Politics 12,117-121頁 (共著) 2007
論文	世界は「広島」をどう報じたか――原爆投下６０周年報道の国際比較検証広島国際研究 12,103-127頁 (単著) 2006
著書	アメリカの原爆神話と情報操作「広島」を歪めたＮＹタイムズ記者とハーヴァード学長 (単著) 2018/06
論文	アメリカの新聞報道にみる「広島」解釈　原爆投下６０周年報道の検証中四国アメリカ研究 3,79-94頁 (単著) 2007
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学会発表
2016/11/13	Missed points: The significance of President Obama Hiroshima speech
2016/08/05	米大統領が初めて被爆地訪問～平和報道は世界に伝わったのか
2016/07/23	オバマ大統領の広島演説とアメリカの原爆理解
2016/07/09	オバマ大統領と広島　ハワイ
2015/02/21	アメリカの原爆理解と被爆者、世界の視点からの広島原爆
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講師・講演
2016/05/27	オバマ大統領広島訪問　中継解説

受賞学術賞
2007/06	International Society for Universal Dialogue (ISUD), 7th Conference Paper Award

教育上の能力

●その他教育活動上特記すべき事項

2010/04	国際学研究科での修士（平和学）を開設するためのワーキンググループ

所属学会
	International Communication Association, ICA
	情報通信学会
	日本マスコミュニケーション学会
1998	Association for Education in Journalism and Mass Communication, AEJMC

委員会・協会等
2015/06	財団法人　情報通信学会評議員
2010/06 ～ 2012	財団法人　情報通信学会事業企画委員会副委員長
2008/06 ～ 2012	財団法人　情報通信学会理事

公開講座
2017/11	アメリカ大統領と広島、核兵器――トルーマン、オバマ、トランプ講座種別：公開講座
2017/10	アメリカの原爆理解とオバマ大統領講座種別：その他
2015/11	Visitorsから見た広島講座種別：公開講座
2010/12	光の肖像展　講演会講座種別：公開講座
2010/10	THE LIGHT, Portraits of the Hibakusha, Lecture Series 講座種別：公開講座