教員総覧 - 鷹野　優 | 広島市立大学

（最終更新日 : 2024-03-18 23:43:26）

タカノ　ユウ XXX
鷹野　優

所属広島市立大学大学院情報科学研究科医用情報科学専攻

広島市立大学情報科学部医用情報科学科

職種教授

ホームページ
https://sites.google.com/site/yutakano74/

職歴
2021/04/01 ～ 2023/06/30	広島市立大学副理事（入学試験担当）
2020/04/01 ～ 2021/03/31	広島市立大学大学院情報科学研究科研究科長補佐
2016/04/01	広島市立大学大学院情報科学研究科医用情報科学専攻教授
2015/04/01 ～	広島市立大学大学院情報科学研究科医用情報科学専攻教授
2015/04/01 ～	広島市立大学情報科学部医用情報科学科教授
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学歴
2002/03/25 (学位取得)	博士（理学）
1999/04/01～2002/03/25	大阪大学大学院理学研究科化学専攻博士後期課程修了
1997/04/01～1999/03/25	大阪大学大学院理学研究科化学専攻博士前期課程修了
1993/04/01～1997/03/25	大阪大学理学部化学科卒業

教育・研究活動状況
教育については、化学・生物学・数学などの自然科学の授業を担当している。授業に使うスライドは穴埋め形式にして授業に集中するようにしている。さらにスライドを用いる場合は、すぐに結果を見せるのではなく、思考過程が追えるように段階的に結果にたどり着くよう工夫している。授業後には宿題を出し、次の授業で詳細な解説を行うことで学習内容の定着を図れるよう工夫している。また、授業資料や演習問題の詳細な解説をweb上に掲載することで、自主的に事後学習ができるようにしている。研究室での教育では、学部生との対話・ゼミのなかでシミュレーションの知識を理解させ、分子シミュレーションを用いた「問題の発見」、「解決の提案」と「成果の明快な説明」を研究室内のゼミを中心に進めている。研究については、コンピュータシミュレーションを用いて、生命現象を担っているタンパク質の機能発現機構の解明を行なった。また、それに必要な方法の開発を進めている。近年は特に以下の二つの課題に着手している。 (i) 金属タンパク質の構造機能相関とデザイン広範な生命機能を担うヘムタンパク質の機能発現メカニズムの解明を目的として、ヘムの構造歪みやタンパク質の構造情報の統計解析を行うためのデータベースを構築し公開した（http://pydish.bio.info.hiroshima-cu.ac.jp/）。これはヘムタンパク質に興味を持つ多くの研究者に基本データを提供でき、今後も続々と見つかる未知のヘムタンパク質の機能予測が可能となる。現在このデータベースに関する論文も出版した（近藤ら、Database 2020, baaa066 (2020)）。 (ii) 抗原認識における抗体のCDR-H3の構造安定性及び構造多様性の解析 AIDSの原因となるHIVの中和抗体として期待されるPG16のCDR-H3に関して、抗原結合部位から遠位にあるアミノ酸変異が中和能を下げる分子機構を分子シミュレーションにより調べた。その結果、PG16のCDR-H3の固有のドメイン運動がその変異により大きくなることで大きな構造変化を引き起こすためであることを明らかにした（近藤、桐林ら、Scientific Reports 9, 19840 (2019)）。

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現在の専門分野
計算生命科学, 計算化学, 生物物理学キーワード(分子シミュレーション、量子化学、分子動力学シミュレーション、タンパク質)

研究課題・受託研究・科研費
2004/04/01 ～ 2006/03/31	生体分子の金属活性中心の電子状態と機能および反応制御に関する理論的研究日本学術振興会特別研究員奨励費(その他)
2006/04/01 ～ 2009/03/31	生体分子による金属活性中心の電子状態および反応の制御に関する理論的研究若手研究(B)
2006/04/01 ～ 2008/03/31	電子状態計算と分子構造探索計算の連成による生体高分子の自由エネルギーの理論的研究国内共同研究基盤研究(C)一般
2006/04/01 ～ 2008/03/31	分子シミュレーション支援による生体超分子複合体の構造機能相関の理論的研究特定領域研究「生体超分子構造」公募研究(特定領域研究（公募）)
2007/04/01 ～ 2008/03/31	生体分子による金属活性中心の電子構造制御メカニズムの理論的研究 * 蛋白質研究奨励会　金子・成田研究奨励金
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著書・論文歴
著書	機能構造科学入門　3D活性サイトと物質デザイン (共著) 2016/07/28
著書	錯体化学選書10　金属錯体の量子・計算化学 (共著) 2014/10
著書	「見てわかる構造生命科学」ー生命科学研究へのタンパク質構造の利用ー (共著) 2014/03/20
論文	Negative fragmentation approach for investigating the depolarization effect of neighboring residues on hydrogen bonds in π-helix Chemical Physics Letters 815,140361 (共著) 2023/02/24
論文	Serial X-ray fluorescence holography: development and application to the oxygen evolving complex of photosystem II Journal of Synchrotron Radiation 30 (2),368-378頁 (共著) 2023/02/24
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学会発表
2022/11/30	Effects of Active-Center Reduction of Plant-Type Ferredoxin on Its Structure and Dynamics: Computational Analysis Using Molecular Dynamics Simulations (10th Asian Biological Inorganic Chemistry Conference)
2022/11/29	Computational Study of Metal Centers in Proteins (10th Asian Biological Inorganic Chemistry Conference)
2022/11/27	Depolarizing effects in hydrogen bond energy in 310-helices revealed by quantum chemical analysis (International Congress on Pure & Applied Chemistry Kota Kinabalu (ICPAC Kota Kinabalu) 2022)
2022/11/13	DNA-シスプラチン結合のQM/MM-MD計算 (日本化学会中国四国支部大会広島大会)
2022/11/13	IDO1による一重項酸素生成とトリプトファンの選択的酸化の理論的研究 (日本化学会中国四国支部大会広島大会)
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受賞学術賞
2021/03/25	広島市立大学広島市立大学2020年度教員特別表彰
2020/03/25	広島市立大学広島市立大学2019年度教員表彰
2019/03/20	広島市立大学広島市立大学平成30年度教員表彰
2018/03/23	広島市立大学広島市立大学平成29年度教員表彰
2017/03/23	広島市立大学広島市立大学平成28年度教員表彰
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社会における活動
2024/02/10 ～ 2024/02/10	広島県科学セミナー
2023/02/12 ～ 2023/02/12	広島県科学セミナー
2022/01/29 ～ 2022/01/29	広島県科学セミナー
2020/02/08 ～ 2020/02/08	広島県科学セミナー
2019/02/10 ～ 2019/02/10	広島県科学セミナー
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所属学会
1998/01	日本化学会
2003/04	アメリカ化学会
2002/04	日本生物物理学会
2002/04	日本蛋白質科学会
2007/04	分子科学会
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委員会・協会等
2020/01/01 ～ 2021/12/31	日本生物物理学会分野別専門委員
2019/01/01 ～ 2020/12/31	日本生物物理学会分野別専門委員
2017/04 ～ 2019/03	日本生物物理学会平成29・30年度代議員
2017/03/01	日本化学会中国四国支部幹事
2017/01/01 ～ 2018/12/31	日本生物物理学会分野別専門委員
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公開講座
2019/12	高校生のための広島市立大学サテライト講座講座種別：市民講座
2019/10	広島県立廿日市高等学校令和元年度１学年対象大学ナビゲーションセミナー講座種別：その他
2019/08	広島市立大学オープンキャンパスミニ講義講座種別：その他
2019/08	広島市立大学オープンキャンパス講座種別：その他
2018/11	サイエンスアゴラ講座種別：その他
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