教員総覧 - 中山　仁史 | 広島市立大学

（最終更新日 : 2025-04-30 11:58:13）

ナカヤマ　マサシ Nakayama Masashi
中山　仁史

所属

広島市立大学大学院情報科学研究科システム工学専攻

広島市立大学情報科学部システム工学科

職種准教授

ホームページ
https://sites.google.com/site/masashispage/

職歴
2022/04/01 ～	広島市立大学大学院情報科学研究科システム工学専攻准教授
2022/04/01 ～	広島市立大学情報科学部システム工学科准教授

学歴
2010/09/30 (学位取得)	広島市立大学博士（情報科学）
2007/04/01～2010/03/31	広島市立大学大学院情報科学研究科情報科学専攻博士修了
2007/03/31 (学位取得)	豊橋技術科学大学修士（工学）
2005/04/01～2007/03/31	豊橋技術科学大学大学院工学研究科情報工学専攻修士修了
2005/03/31 (学位取得)	豊橋技術科学大学学士（工学）
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資格・免許
	消防設備士乙種1及び4類
	一般毒物劇物取扱者
	危険物取扱者乙種1, 2, 3, 4, 5及び6類
2003/04/27	光風流山陽吟詠会免許皆伝成士，中山蒼風

教育・研究活動状況
音声信号処理を中心に音声をはじめとする音響情報から特徴量を抽出して認識また識別をするための教育研究を行っている．特に，音声を基とした基礎研究として，ヒトが発声する際に生じる身体内を伝搬する骨伝導や顔面などを伝わる皮膚伝導に関する取組を行っている．また，具体的な応用例として以下のものを紹介する． ◆非侵襲及び非破壊による音情報を用いた診断技術　身体や物体などの解析対象の状態や特徴を明らかにする上で，非侵襲また非破壊による診断や検査を必要とされる場面が多々ある．そこで，音情報から所望の特徴を捉えるためのパラメータを明らかにし，身体や物体などの解析対象の各状態を明らかにすることができる． ◆音声を用いた対象とした口腔・鼻腔内診断　音声は口腔や鼻腔などの調音器官により，音響的特徴が決定づけられる．よって，発声時の癖や口腔・鼻腔内に異常があった際，音響的特徴として観測することができる．このような特徴に注目し，小児期に生じる舌突出癖やアデノイドの肥大化など音響的特徴に変化が生じる診断を行うことができる．舌突出癖では正常時と舌癖発声時，アデノイドでは萎縮時と肥大化時の音響的特徴をそれぞれモデル構築と識別を行うことで実現することができる．　これまでの検討により，臨床診断データに対して約95%以上の舌癖識別性能が得られることを確認した．今後は，アデノイドの萎縮及び肥大化診断でも同程度の性能が得られるようにシステム構築を行う予定である． ◆その他の応用例・雑音に頑健な体内伝導音を用いた音声及び体内伝搬信号の抽出・音声及び音情報を対象とした医療診断技術技術相談など：音声及び音に関する問題や解決すべき課題を伺い，これを解決するに資する基礎研究や検討を進める．必要があれば各種財団等への助成金の獲得への支援や技術コンサルタントも可能．

現在の専門分野
知覚情報処理, 知能情報学キーワード(音声，骨伝導，音声認識，音声信号処理，ブラインド音声処理，ブラインド音源分離，歌声)

研究テーマ
2003/04/01	骨伝導音の音質改善
2009/04/01	光骨伝導インタフェース
2007/04/01	音声認識システムの高精度化
2010/04/01	詩吟歌唱における音響的特徴と歌唱メカニズムの解明
2022/04/01	ブラインド音源分離，ブラインド音声処理
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共同・受託研究希望テーマ
音声信号処理及び音響信号処理をはじめとする解析と認識・識別技術

研究課題・受託研究・科研費
2023/10/01 ～	詩吟歌唱における歌唱フォルマントに関する研究国内共同研究
2023/04/01 ～	音声を用いた医療診断技術の開発国内共同研究
2018/04/01 ～	音声を用いた歯科診断技術の開発国内共同研究
2016/04/01 ～ 2017/03/31	食品工場の高度化を視野に入れたハードウェア音声認識 * サタケ技術振興財団
2015/04/01 ～ 2019/03/31	音響的クラスタリングによる骨伝導音の明瞭性改善に関する研究基盤研究(C)一般
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著書・論文歴
著書	Frame-by-Frame Speech Signal Processing and Recognition for FPGA Devices Sensors for Everyday Life 10 (12),87-102頁 (共著) 2016/10
著書	Improvement on Sound Quality of the Body Conducted Speech from Optical Fiber Bragg Grating Microphone Modern Speech Recognition Approaches with Case Studies (共著) 2012/11
著書	Improvement of Sound Quality on the Body Conducted Speech Using Differential Acceleration Speech Technologies (共著) 2011/06
論文	The study on relationship with the characteristics of articulation in the Japanese consonant phoneme and the vertical occlusion Clin Investig Orthod(Jpn Ed) 41 (1),1-9頁 (共著) 2025
論文	Cepstral-Basis-Decomposed Nonnegative Matrix Factorization for Speech Signal Modeling IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering (共著) 2025
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学会発表
2024/02	Acoustic Feature Analysis of Diagnoses of Heart Failure Using LLD (2025 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing (NCSP'25))
2024/02	Duration Controlled Non-negative Matrix Factorization for Monosyllables on Diagnosis of Heart Failure (2025 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing (NCSP'25))
2024/02	Detection of Heart Failure with Voice Biomarkers Utilizing Deep Metric Learning (2025 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing (NCSP'25))
2024/02	Acoustic Feature Analysis of Diagnoses of Heart Failure Using MFCC (2025 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing (NCSP'25))
2024/02	Fundamental Study on a Heart Failure Diagnosis Evaluation System with MFCC Using Multilayer Perceptron (2025 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing (NCSP'25))
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取得特許
2024/02/09	音質改善方法及びプログラム（特願2024-18478）
2023/10/02	分類システム，分類方法及びプログラム（特開2023-138442）
2023/01/23	生体情報測定装置、生体情報測定方法及びプログラム（特許7215678）
2022/05/20	アデノイド肥大判定装置、アデノイド肥大判定方法及びプログラム（特許7076732）
2020/10/23	舌位・舌癖判定方法及びプログラム（特許6782940）
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受賞学術賞
2021/03/17	広島市立大学教員表彰
2020/03/25	広島市立大学教員表彰
2018/03	Elsevier, Amsterdam Outstanding Contribution in Reviewing
2016/11/09	日本矯正歯科学会学術大会優秀発表賞
2015/03/14	(社)情報処理学会・情報処理教育委員会情報システム教育コンテスト(ISECON2014)奨励賞
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所属学会
2016/02/01	信号処理学会
2007/03/31	IEEE
2005/01/01	電子情報通信学会
2003/01/01	日本音響学会