教員総覧 - 双紙　正和 | 広島市立大学

（最終更新日 : 2024-03-17 18:24:36）

ソウシ　マサカズ Masakazu Soshi
双紙　正和

所属広島市立大学大学院情報科学研究科システム工学専攻

広島市立大学情報科学部システム工学科

職種准教授

職歴
2007/06/01 ～	広島市立大学大学院情報科学研究科システム工学専攻准教授
2007/06/01 ～	広島市立大学情報科学部システム工学科准教授
2007/06/01	広島市立大学准教授
2003/02/01 ～ 2007/05/31	北陸先端科学技術大学院大学特任助教授
1999/04/01 ～ 2003/01/31	北陸先端科学技術大学院大学助手

学歴
～1999/03/31	電気通信大学
1999/03/31 (学位取得)	博士（工学）
1993/03/31 (学位取得)	修士（理学）
1991/04/01～1993/03/31	東京大学理学系研究科修了
1991/03/31 (学位取得)	工学士
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教育・研究活動状況
・教育活動全般的には、学生が、情報科学の基礎と応用力を身に着けることができるように教育活動を行っている。さらに、卒業後も継続して学問に取り組む気になるよう、学生の学問に対する関心を高めていくような講義を心がけている。そのため、講義全体としては、トピックの背景についてできるだけ説明するようにし、講義内容についても直感的かつ体系的理解が進むよう心掛けている。具体的な講義としては、2年生の講義「データ構造とアルゴリズムII」や「情報理論」については、基礎的な内容を重点的に講義し、さらに、講義内容に興味を持ってもらえるよう、海外の教科書の内容等を紹介している。また、3年生の講義「情報セキュリティ概論」については、さらに、研究論文の簡単な説明をしたり、最新技術の紹介をしたりして、専門的な内容についても触れている。卒論および修論においては、学生が、関連研究や技術のサーベイ、問題発見、解決、その理論的・実験的評価、考察、さらにそれらを論文や口頭で発表するといった一連の過程を実施する。これらの過程は、あらたな物や理論を創造する際に共通するプロセスに他ならない。したがって、卒論および修論は、学生教育の集大成であり、大学が実施する教育としては、もっとも重要なものである。そこで、卒論については、そのテーマの専門知識を学ぶのはもちろん、現代の知識社会で生きていくための創造的過程の知見を身に着けることができるよう指導している。修論ではそれに加え、将来的には研究者になることも視野に入れた、より専門的な指導を行っている。さらに、地域貢献や研究のアウトリーチ活動として、高校への出張事業を行っている。また、今後の日本社会で必須となる、海外での企業活動や異文化交流の知見を深めるため、インドで学生による現地企業のインターンシップを4回実施した。今後も海外インターンシップは企画したい。・研究活動これまでセキュリティの様々な分野で研究を行ってきた。近年は、IoT (Internet of Things) におけるセキュリティをテーマとして研究している。IoT デバイスでは、CPU 能力、メモリ、バッテリなどの機能が高くない。そこで、そうした計算機環境に適した軽量認証法や鍵共有法などを研究している。研究の際には、独創的で、その分野で新たな地平を切り開くような成果を目標とし、研究活動を行っている。それと同時に、社会にとっても有意義な研究となることを目指している。たとえば、上記軽量認証法では、ハッシュ連鎖という、ハッシュ関数を応用した技術を利用している。ここで、現代暗号は、量子計算機が実現されればその安全性が確保できなくなるものが多いが、ハッシュ関数は量子計算機に対しても安全と言われており、それを利用したプロトコルを研究することの意義は大きい。さらに、外部資金を積極的に獲得している。たとえば科研費については、10年以上なんらかの研究で毎年予算を獲得している。その他、様々な学会の運営委員、編集幹事・委員を担当したり、多くの論文の査読を行ったりする等、学会活動を積極的に行っている。

現在の専門分野
情報セキュリティ, 計算機システム・ネットワーク, ソフトウエア, 情報学基礎キーワード(セキュリティ、ネットワーク、IoT、認証、秘密分散、暗号、VANET、IPトレースバック、ソフトウエア)

著書・論文歴
著書	一般教育の情報 ― 情報の本質を見抜ける教師や社会人の育成へ. (共著) 2013/10/10
論文	P2Pシステムにおける効率的なハッシュ木構築信学技報, ICSS2021-63 121 (410),26-31頁 (共著) 2022/03
論文	One-way cross networksを用いた経路認証フレームワーク信学技報 ICSS2020-33 120 (ICSS-384),43-48頁 (共著) 2021/03/01
論文	ハッシュチェーンアグリゲーションを用いた認証方式の拡張信学技報 ICSS2019-97 119 (437),213-218頁 (共著) 2020/03
論文	ハッシュチェーン計算によるモデル化コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集 (CSS 2019),1231-1235頁 (共著) 2019/10
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受賞学術賞
2006/10	情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会 Computer Security Symposium 2006 (CSS 2006)} 学生論文賞

教育上の能力

●その他教育活動上特記すべき事項

2017/09/02 ～ 2017/09/10	グローバル人材育成事業に関わる海外インターンシップ統括・実施
2017/08/03 ～ 2017/08/03	情報オリンピックレギオ講習会講師
2016/08/05 ～ 2016/08/05	情報オリンピックレギオ講習会講師
2015/08/24 ～ 2015/09/06	グローバル人材育成事業に関わる海外インターンシップ統括・実施（インド，プネ市）
2015/08/20 ～ 2015/08/20	情報オリンピックレギオ講習会講師
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社会における活動
2022 ～ 2022	EMERGING 2022, International Conference on Emerging Network Intelligence, Program Committee member
2022 ～ 2022	SERVICE COMPUTATION 2022, International Conferences on Advanced Service Computing, program committee member
2021 ～ 2021	EMERGING 2021, International Conference on Emerging Network Intelligence, Program Committee member
2021 ～ 2021	SERVICE COMPUTATION 2021, International Conferences on Advanced Service Computing, program committee member
2020 ～ 2020	EMERGING 2020, International Conference on Emerging Network Intelligence, Program Committee member
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所属学会
	IEEE
2010/10	電子情報通信学会
1998/03	情報処理学会

委員会・協会等
2009 ～ 2009	2009 APSIPA (Asia-Pacific Signal and Information Processing Association) Annual Summit and Conference Technical Program Committee member
2009 ～ 2009	2009年電気情報関連学会中国支部連合大会実行委員会幹事
2009 ～ 2009	The 2nd International Conference on Computer Science and its Applications (CSA 2009) Program Committee member
2009 ～ 2009	The 3rd International Workshop on Intelligent, Mobile and Internet Services in Ubiquitous Computing (IMIS 2009) Program Committee member
2009 ～ 2009	The 4th International Conference on Frontier of Computer Science and Technology (FCST 2009) Program Committee member
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公開講座
2011/12	未来の科学者養成講座講座種別：市民講座
2010/12	未来の科学者養成講座講座種別：市民講座
2009/11	未来の科学者養成講座講座種別：市民講座