教員総覧 - 谷川　一哉 | 広島市立大学

（最終更新日 : 2024-04-25 14:17:24）

タニガワ　カズヤ Tanigawa Kazuya
谷川　一哉

所属広島市立大学大学院情報科学研究科情報工学専攻

広島市立大学情報科学部情報工学科

職種講師

メールアドレス

職歴
2012/04/01	広島市立大学大学院情報科学研究科　講師
2012/04/01 ～	広島市立大学大学院情報科学研究科情報工学専攻講師
2012/04/01 ～	広島市立大学情報科学部情報工学科講師
2007/04/01 ～ 2012/03/31	広島市立大学大学院情報科学研究科　助教
2004/04/01 ～ 2007/03/31	広島市立大学情報科学部助手

学歴
2004/03 (学位取得)	Computer Enginnering
2004/03 (学位取得)	情報工学
2001/04～2004/03	広島市立大学情報科学研究科博士後期課程修了

教育・研究活動状況
私が本学で行っている教育と研究について説明します．教育に関しては，コロナ禍以前より，担当している講義において，学生自身が講義を欠席した場合や，講義中に理解出来なかった点を容易に復習できるように，講義内容を動画で提供する試みをしておりました．これは近年，同じ学年の学生でも習熟度や時間の使い方が多様化していると感じているため，学生自身がやりやすい時間に自分のペースで勉強してもらう事を目指して導入したものです．また，2020年度は講義の動画化に加え，基本的に講義は動画で各自のペースで視聴してもらうようにし，講義の時間帯は学生からの質問に回答する時間としました．この講義方法により，積極的に学びたい学生さんにはより深い教育が行えるようになったと感じてます．しかし，課題としては，受講した学生さん全員の学力向上に効果があったか？という点は疑問な点もありますので，今後は様々な学生さんから質問が得られるような方法を考えていきたいと思います．次に研究について説明します．現在，行っている研究では，「スーパーコンピュータを用いて処理されるような複雑な処理」を「パソコン＋拡張ボード」で実現できるように，拡張ボードに搭載可能な専用回路の研究開発をしています．最近のスーパコンピュータの話題としては，日本のスーパコンピュータ「富岳」がGraph500で世界第1位を取った話題を聞かれた方もいらっしゃると思います[1]．今，私が取り組んでいる研究はそのGraph500をパソコンに接続可能な拡張ボードを使って高速に解くという問題にチャレンジしています．スーパーコンピュータである富岳では，パソコンの頭脳にあたるCPUを約16万個持っています．そのため，パソコンだけでは到底，スーパコンピュータの性能を出すことは難しいのですが，数百から数千個の特定の処理しかできない専用回路なら，パソコンに接続可能な拡張ボードに搭載できる可能性があります．そこで本研究では，その専用回路を様々なアイデアにより工夫することによって，スーパコンピュータに近い性能をパソコン＋拡張ボードという少ないハードウェア量で実現しようと挑戦しています．現在はこのようにGraph500をターゲットした研究開発をしていますが，その他にも電子回路の内部的な振る舞いを解析するのに必要な電子回路シミュレータの高速化などにも取り組んでいます． [1]https://www.riken.jp/pr/news/2020/20200623_3/

現在の専門分野
リコンフィギャラブルシステム，, 計算機システム, 高性能計算キーワード(高位合成、高速化)

研究テーマ
2018	高位合成を用いた回路設計を容易にする環境の構築
2017	CPU-FPGAハイブリッド実行を容易にする環境の構築
2014	セレクタを用いた小面積な論理ブロックで構成される再構成型デバイスの研究
2009	デジットシリアル演算を使用したプロセッサの応用研究
2009	不揮発性メモリを使用した細粒度再構成デバイスの開発
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著書・論文歴
著書	情報科学部学生のためのコンピュータリテラシー (共著) 2008/04
論文	幅優先探索アクセラレータ HyGTA2 におけるグラフのデータ構造の比較信学技報 123 (374),RECONF2023-101, pp. 105-106頁 (共著) 2024/01
論文	並列版 Hybrid Graph Traversal Algorithm を使用した幅優先探索アクセラレータの提案 2023年度（第74回）電気・情報関連学会　中国支部連合大会 R23-25-15 (共著) 2023/10/28
論文	区間演算ライブラリを用いるプログラムのための依存グラフの局所的構築と再利用による効率的なデータフロー並列処理情報処理学会全国大会第85回全国大会,7L-06 (共著) 2023/03
論文	幅優先探索アクセラレータHyGTAにおけるグラフ圧縮手法の改良によるメモリアクセス回数の評価 2023年総合大会情報・システム論文集1,D-18-3-pp. 129頁 (共著) 2023/03
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受賞学術賞
2008/04/24	弟10回 LSI IP デザイン・アワード　MeP奨励賞
2007/04/26	第9回 LSI IP デザイン・アワード　研究助成賞
2006/05/18	第8回LSI IPデサイン・アワード開発奨励賞
2001/12	武田研究奨励賞最優秀研究賞

所属学会
2001	IEEE
2005	電子情報通信学会
1999	情報処理学会

公開講座
2015/01	広島市役所における研究紹介講座種別：その他
2014/08	オープンキャンパス2014 講座種別：その他
2014/07	コンピュータサイエンス塾講座種別：公開講座
2014/06	模擬授業講座種別：公開講座
2013/08	オープンキャンパス2013 講座種別：その他
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