教員総覧 - 舟阪　淳一 | 広島市立大学

（最終更新日 : 2024-04-26 12:57:52）

フナサカ　ジュンイチ Funasaka Junichi
舟阪　淳一

所属広島市立大学大学院情報科学研究科情報工学専攻

広島市立大学情報科学部情報工学科

職種准教授

職歴
2009/04/01 ～	広島市立大学大学院情報科学研究科情報工学専攻准教授
2007/04/01 ～ 2009/03/31	大学院情報科学研究科情報工学専攻・講師常勤講師
1999/10/01 ～ 2007/03/31	情報科学部情報工学科・助手助手

学歴
1999/09 (学位取得)	Ph. D.
1999/09 (学位取得)	博士(工学)
1997/04～1999/09	奈良先端科学技術大学院大学大学院情報科学研究科情報システム学専攻博士後期課程修了

資格・免許
2000/12	第一級陸上特殊無線技士
1993/03	高等学校教員免許一種(理科)

教育・研究活動状況
（教育活動）プログラミングI演習、情報ネットワーク、ネットワーク設計、トラフィック分析、情報通信方法特論などの授業を担当しています。卒業研究や修士課程では学生と一緒に研究を進めています。（研究活動）アプリケーション層とトランスポート層に注目し、パケット損失が発生したり複数の経路が使えたりする複雑なネットワークにおいて安定して高い性能で通信できる技術に興味を持ち、研究を進めています。（代表的な論文の概要）パケット損失が頻発する劣悪なネットワーク環境において，バックオフによる待ち時間を低減するPR-SCTPによるTTL制限つき再送機構とHead-Of-Lineブロッキングを緩和する順不同配送を組み合わせたダウンロード方式が提案されている．しかしながら，これまでに提案された方式ではブロックの到達順序について考慮していなかった．本稿では，HTTPストリーミング再生など順序を重視するアプリケーションでの利用も考え，再送する順序を全く考慮しない再要求遅延方式と確率的に考慮する確率的再要求遅延方式を比較対象としてダウンロード所要時間と到達順序について評価した．実機とテストベッド環境において評価した結果，従来方式は到達順序において逆転が発生する可能性が低いが，バックオフ時間の上限を決めるTTL がサーバにおいて大きく設定されていると，ダウンロード時間が長くなることが分かった．また提案した再要求遅延方式と確率的再要求遅延方式はパラメータαによって順序逆転の度合いを調節できること，および再要求遅延方式は比較的短い時間で安定してダウンロードできることが分かった．

現在の専門分野
計算機システム・ネットワークキーワード(インターネット、ネットワークキャッシュ、コンテンツ配信、P2Pネットワーク、ネットワークプロキシ)

研究テーマ
2004	P2Pネットワークにおけるファイル配布の速度制御
2002	並列ダウンロードによるファイル取得方法

研究課題・受託研究・科研費
2003/04/01 ～ 2005/03/31	ピアツーピアネットワークにおける一致性保証のためのシステム設計若手研究(B)
2018/04/01 ～ 2020/03/31	並列ダウンロードにおける投機的コネクション数管理機構機関内共同研究公益財団法人フジクラ財団研究助成
2024/04/01 ～ 2027/03/31	持続的に利用可能なトランスポートプロトコルが具備すべき機能の解明 2024年度　基盤研究(C)（一般）

著書・論文歴
著書	コンピュータネットワーク概論第2版 (共著) 2024/03/23
論文	Implementation of Proxy to Make Content Shared on BitTorrent Retrievable from CCN Proc. 2024 International Conference on Computing, Networking and Communications (ICNC),888-893頁 (共著) 2024/02/21
論文	Evaluation on Segmented File Download Methods Using Parallel TCP/MPTCP Connections on Multiple Paths IEEE Proc. Cyber Science adn Technology Congress,214-219頁 (共著) 2023/11/17
論文	Content Delivery Methods Considering Both Emergency and Demand for Neighbor Cooperative Offloading System IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE2022) (単著) 2022/10/21
論文	複数の経路において複数のTCP接続を用いるタイマ駆動のプログレッシブダウンロード方式情報処理学会論文誌 63 (2),634-644頁 (単著) 2022/02/15
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学会発表
2024/03/18	TCPまたはMPTCP接続を並列利用する分割ダウンロードにおける分割サイズと性能の関係 (情報処理学会マルチメディア通信と分散処理（DPS）研究会)
2024/02/21	Implementation of Proxy to Make Content Shared on BitTorrent Retrievable from CCN (2024 International Conference on Computing, Networking and Communications (ICNC))
2023/11/17	Evaluation on Segmented File Download Methods Using Parallel TCP/MPTCP Connections on Multiple Paths (IEEE Cyberscience Congress 2023)
2022/10/21	Content Delivery Methods Considering Both Emergency and Demand for Neighbor Cooperative Offloading System (IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE2022))
2022/04/15	WebRTCにおけるPR-SCTPを用いた分割ダウンロードの制御パラメータについての考察 (電子情報通信学会ネットワークシステム研究会)
全件表示（39件）

受賞学術賞
2020/06/03	情報処理学会情報処理学会2019年度論文賞 (PR-SCTPを用いた分割ダウンロード方式における所要時間とブロック到達順序を考慮した要求方式)
2019/02/15	情報処理学会情報処理学会論文誌特選論文 (PR-SCTPを用いた分割ダウンロード方式における所要時間とブロック到達順序を考慮した要求方式)

所属学会
	IEEE
	USENIX
1999/10	電子情報通信学会
1997/04/20	情報処理学会

公開講座
2023/08	高校生による情報科学自由研究「ネットワークにおける「名前」の管理を考えよう～DNSとICN～」講座種別：その他
2022/07	高校生による情報科学自由研究「情報オリンピック問題に挑戦しよう！」（レギオ講習会（入門・初級編）を兼ねる）講座種別：その他
2021/11	レギオ講習会（入門編）講座種別：その他
2020/11	レギオ講習会（入門編）講座種別：その他
2019/08	レギオ講習会（入門編）講座種別：その他
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