教員総覧 - 高濱　徹行 | 広島市立大学

（最終更新日 : 2024-04-24 15:47:34）

タカハマ　テツユキ Takahama Tetsuyuki
高濱　徹行

所属広島市立大学大学院情報科学研究科知能工学専攻

広島市立大学情報科学部知能工学科

職種教授

ホームページ
http://www.ints.info.hiroshima-cu.ac.jp/takahama

職歴
2005/04/01	広島市立大学情報科学部教授
2005/04/01 ～	広島市立大学大学院情報科学研究科知能工学専攻教授
2005/04/01 ～	広島市立大学情報科学部知能工学科教授
1998/04/01 ～ 2005/03/31	広島市立大学情報科学部助教授
1994/10/01 ～ 1998/03/31	福井大学工学部講師
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学歴
	Master of Engineering
	Doctor of Engineering
～1982	京都大学工学部電気工学第二学科
～1987	京都大学工学研究科電気工学第二専攻
	工学修士
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教育・研究活動状況
進化的アルゴリズムを代表とする、複数の探索点を用いて最適解を探索する集団的最適化アルゴリズムの設計・改良と最適化アルゴリズムの応用を中心的なテーマとして研究・教育活動を行っています。　研究活動では、科研費のテーマである「高次元多峰性問題における山谷構造と分布タイプ推定を利用した効率的な集団的最適化」に関する研究を行っています。2020年度の主な研究成果は次の通りです。(1) 実問題に多い制約付き最適化問題を解くための代表的手法であるペナルティ法において、ペナルティ係数を適応的に調整するEPC(Equivalent Penalty Coefficient)法を研究しています。EPC法では、集団的最適化手法において親と子を比較する際に、親と子の拡張目的関数値が一致するペナルティ係数の集合を抽出します。集合をソートして、適切な%ランクに相当する係数の値をペナルティ係数として用います。EPC法を粒子群最適化に適用し、ランクを動的に調整する方法を提案し、その有効性を示すことができました。この成果は、ジャーナル論文に掲載されています。(2) 差分進化の探索効率を向上するために、適応的な突然変異戦略であるAdaptive Directional Mutation (ADM)を研究しています。探索速度を改善するためには、悪い解から良い解への方向ベクトルに沿って探索を進めることが有効です。しかし、局所的な解を避けるために、反対方向のベクトルが必要になる場合があります。効率的で安定した探索を実現するために、方向ベクトルと逆向きの方向ベクトルの割合を適応的に制御するADMを提案し、その有効性を示すことができました。この成果は、国際会議論文に採録されています。　教育活動では、大学院生向けの機械学習特論では、人間が得意とする曖昧な概念を体系的に取り扱うためにファジィ集合・ファジィ推論などを、集団的最適化手法として遺伝的アルゴリズム・差分進化などを、機械学習手法としてファジィ推論ルールの教師あり学習手法の教育を共同で行っています。３年生向けの機械学習では、基本的な機械学習手法として、ニューラルネットワーク・概念学習・決定木の学習・ベイズ学習・競合学習などを教育しています。２年生向けの数理計画法では、実問題の定式化からはじめ、線形計画問題・ネットワーク計画問題とその解法を中心に、非線形計画問題への導入教育を行っています。１年生向けのデータ構造とアルゴリズムⅠでは、プログラミングのために必須となるアルゴリズムとデータ構造に関する教育を行っています。

現在の専門分野
計算知能, 進化的計算, 最適化キーワード(ナチュラル・コンピューティング、進化的アルゴリズム、最適化アルゴリズム)

研究テーマ
1999	退化による構造学習に関する研究
1997	α制約法による制約付き最適化問題の解法
1996	多目的最適化手法に関する研究
1990	ファジィ制御ルールの学習アルゴリズムに関する研究

著書・論文歴
著書	"A Study on Crossover Operations Using Hill-Valley Detection for Multimodal Optimization by Particle Swarm Optimization with Graph-Based Speciation", in K.Ota, A.Nushimoto and T.Sakaguchi (eds.) The Application of Economic Sciences to Civic Life and Local Economies (共著) 2024/04
著書	"A Study on Converging and Moving Detection Using Distance Between the Center and the Best Solution for Particle Swarm Optimization", in K.Ota, J.Maeda and A.Nushimoto (eds.) Economic History, Flow of Funds, Information Systems and Operations Research Economic History, Flow of Funds, Information Systems and Operations Research (共著) 2023/02
著書	"A Study on Multi-Armed Bandit Algorithms for Dynamic Selection of Parameters and Topologies in Particle Swarm Optimization" in Operations Research and Information Systems Operations Research and Information Systems (共著) 2022/02
著書	Graph-Based Speciation Using beta-Relaxed Relative Neighborhood Graph for Multimodal Optimization by Differential Evolution, in New Approaches for Operations Research and Applied Economics (共著) 2021/03
著書	A Study on a Directional Mutation Operation for an Adaptive Differential Evolution, in Current Researches for Applied Economics, Information Systems, Mathematics and OR (共著) 2020/02
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学会発表
2023/11/18	Adaptive Parameter Control Using Search State Estimation and Extreme Individuals for Differential Evolution (The 55th ISCIE International Symposium on Stochastic Systems Theory and Its Applications (SSS'23))
2022/11/30	Converging and Moving Detection Using an Outward Vector Rate for Adaptive Differential Evolution (The Joint 12th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 23rd International Symposium on Advanced Intelligent Systems (SCIS&ISIS2022))
2022/11/01	外向きベクトル率と平行体交叉による実数値遺伝的アルゴリズムの探索効率向上 (数理解析研究所研究集会「確率的環境下での数理的意思決定とその周辺」)
2021/11/16	種分化のためのβ 緩和相対近傍グラフの提案 (京都大学数理解析研究所共同研究（公開型）「不確実環境下における意思決定数理の新展開」)
2021/06/29	An Adaptive Differential Evolution Algorithm Utilizing Failure Information and Success Information (2021 IEEE Congress on Evolutionary Computation (CEC2021))
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受賞学術賞
2021/06/24	Best Paper Award Finalist: The 4th International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics 2021 (Multimodal Optimization by Particle Swarm Optimization with Graph-Based Speciation Using Beta-Relaxed Relative Neighborhood Graph)
2019/11/22	Best Paper Award Finalist: The 3rd International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics (Constrained Optimization by Improved Particle Swarm Optimization with the Equivalent Penalty Coefficient Method)
2010/07	IEEE Computational Intelligence Society CEC2010 Constrained Real-Parameter Optimisation Competition Award
2006/07	2006 IEEE Congress on Evolutionary Computation Competition Program Award -- Nonlinear Programming

所属学会
1999/05/01	IEEE
1995/10/01	電子情報通信学会
1994/01/01	言語処理学会
1986/10/31	人工知能学会
1985/04/19	情報処理学会

公開講座
2015/07	模擬授業「自然から学ぶアルゴリズム－ナチュラル・コンピューティング－」講座種別：その他
2009/11	模擬授業「自然から学ぶアルゴリズム－ナチュラル・コンピューティング－」講座種別：その他
2008/10	模擬授業「人工知能」講座種別：公開講座
2005/11	平成１７年度広島市立大学情報科学部公開講座講座種別：公開講座